ハザンとは

Tinhがお届けするベトナム茶の多くは、ハザン（ハジャン Hà Giang）という地域で生産されています。

ハザンはベトナムの最北端に位置し、首都ハノイから車やバスで7時間ほどかかります。

さらに中心部の村から数時間車を走らせると、少数民族が暮らす小さな村にたどり着きます。

この村には、25ほどの家族が暮らしています。

ハザンの暮らし

ハザンに住む少数民族の方々は、自給自足の生活を営んでいます。お米を栽培し、豚や鶏などの家畜を飼い、山奥から採れるタケノコなどの野菜を調理して生活しています。

ハザンは山間部にあり、省であった頃の面積は7,915 km²と広大です。

日本の兵庫県（約8,396 km²）や静岡県（7,255 km²）に匹敵する広さがあります。その広さに驚くかもしれません。

北部は中国との国境に近く、国境からわずか5〜10kmの場所にも村があります。

これらの村では、茅葺き屋根の家が多く、自然と一体化した生活が営まれています。

一方で、国境から20〜30kmほど離れると、木造で屋根や窓がある、より近代的な家が増えてきます。

移動中に見られる街並みの変化もまた、ハザンの魅力の一つです。

ハザンで暮らす人々

ハザンに暮らす人々のほとんどが少数民族で、彼らはそれぞれの民族ごとに集落を形成しています。

タイ族、ザオ族、モン族など、多くの民族がそれぞれの文化を守りながら生活しています。

私たちがハザンを訪れる際には、タイ族やモン族の家庭にお世話になることが多いです。

特にタイ族は標高約1,000mほどの低地で暮らしており、滞在しやすいのが特徴です。

彼らと一緒に食卓を囲み、お茶や料理を楽しむ時間は、温かく心地よいものです。

ハザンの大自然

自然豊かで平和なハザンでは、都市部では味わえない、川のせせらぎや鳥のさえずり、土や葉の香りを楽しむことができます。

ハザンで過ごす時間は、私たちにとっても穏やかでかけがえのないひとときです。

そんな自然と調和したハザンと、そこで生まれるお茶。

私たちにとっての宝物です。

Tinhのお茶を通じて、皆様にもハザンの自然やそこで暮らす人々に思いを馳せていただければという想いで、日々活動しています。